これから先

とてつもなく大きな犠牲を払って、ヒトは俺に気付かせてくれた。

覚悟ってなんなのかって、気付かせてくれた。

そして、俺の小ささも。


今になってようやく、冷静に事態を把握できるようになった。

錯乱してしまって、ガキみたいで、ダメダメだったな。

腕一本抜けたみたいな、そんな気持ち、ウソだけど。


形式ばかりに目がいって、ヒトの本質的な中身から学ぼうとしなかった。

ヒトの荒を探すことばかりに注意を向けて、そのヒトの良さをわかろう
としなかった。

ヒトがどれだけ自分を助けてくれていたか

自分がどれだけヒトを頼りにしていたか

忘れてないがしろにして、そのツケを受けた。


それでも最後まで、ヒトは俺に教えてくれようといていた。


今になってようやくそのことを理解した。


自分のバカさ加減に反吐が出る思いだけど、もう遅い。


これから先がどうなるのかは、俺次第。


でも、どうなるのかは最後までわからない。

わからないけど、ただひとつ、決めたことがあって、それは俺は彼らについてずっと考え続けるってこと。

俺は彼らがずっとみえる位置に、自分を置き続ける。

彼らが俺にして、俺が彼らにしてあげられなかったことを、ちゃんと現実のことにするために。

そのためにやらなくちゃいけないことがある。

1つずつ、膨大な量のそれらをこなしていって、ちょっとずつ、自分自身をとてつもなく大きな彼らに近づけていく。



小さな器にあぶれた大きな器を、俺は地面に落として割ってしまった。

でも、新しいのを買うのはあまり気が進まない。

だから、俺のこれからのタスクは・・・


・・・、とにかく言葉をまとめて、形にしなくては。