戦車の重量感と儚さ

戦場のヴァルキュリアまたプレイ。

ラストバトルがとにかく鬱なので、遊撃戦闘を一度プレイ。
やはり高所に陣取ったスナイパーが強すぎます。ついでに言えば一匹狼お姉さんが強すぎます。

自軍戦車二台が塹壕に隠れた状態で開始するステージだったのですが、アナログスティック一本で動かすエーデルワイス号に非常に違和感を感じました。。
戦車が車体の向きに関係なくキーを倒した方向に進むので、キーを上に倒してもバックしたりする。これはかなり違和感。
少なくとも戦車を操縦してる気にはなりません。

で、その違和感を解消したくて、パンツァーフロントプレイ。

やはり戦車はこうでなくては!っていうこだわりが満載のこのソフト、オリジナル戦車なんかもでたり、歩兵がちゃんと重要だったり、作戦なしで突っ込むと即やられたりで戦車の戦場での生き様?をちゃんと表現しているかのようなゲームで、個人的にスゲー好きです。

個人的に好きなステージは、多数のT-34が火力と装甲で圧倒的にこちらを上回るドイツ軍のティーガーの側面に決死の覚悟で接近し、至近距離からの一撃を見舞う「十月農場」。

テキストのみとはいえ、戦車長、砲手達のセリフがバーチャルな戦場に臨場感を与え、照準器で敵戦車を狙う際の緊張感を高めます。

かなり楽しい類のリアルな戦闘だけど、グラフィック向上はする必要がなかったなぁ・・・PS2で続編でたけど、シナリオエディタは欲しかった……

ここでいうリアルとは、あくまでゲームにおけるごっこ遊びてきなリアル「っぽさ」であり、実際の戦場事情にゲームを限り無く近づけようとしたクリエイターのこだわりのことです。

パンツァーフロントではとくに操作性の「っぽさ」がよく、L,Rボタンがそれぞれ左右のキャタピラに対応している操作タイプがあります。

6年ほどまえのゲームにあって、ヴァルキュリアにはない操作性のリアリティ。

グラフィックのリアリティと、操作性のリアル「っぽさ」を両立させたゲームがなかなかでないのは、どちらか一方で十分と考えているからなのでしょうか。

少なくとも、グラフィックの「っぽさ」より、操作性の「っぽさ」のほうが、ゲームにおいては優先されるべきです。

なんてったって、ゲームはぐりぐり動かせてなんぼですから。