4月19日
君はどうも、他人の意見をオウム返しするクセがあるみたいだから、過去の僕から君へ、とりあえず言っておこう。
4月19日の四班において
四班の目的って何?とかどんなゲームが作りたいの?ってもうみんなには聞かないよ。
全部俺が決めて、それをどう思うかはみんなにゆだねる。
工夫を凝らして複雑な深いゲームは、少数のマニア的ファンを生んで
ただシンプルにすごい技術を使って楽しいゲームは、多くの浅いファンを生むだろう。
僕の今の思想である、浅くたくさんはいってもらって、結構な数の人を深いところまでいってもらうというのを実現するのに
まずは後者のようなゲームをつくるべきなんだけど、残念ながら、シンプルに強力な、美麗なCG、快適な操作性、サウンドなんてものを
手がけることはできない。
だからまずは、大昔のクリエイターがそうしたように
数少ない「できる」の中から、選び出して、工夫を凝らして
まずは数少ない深く愛してくれるファンを獲得できるようなゲームを作る。
それらにはきっと、デビルメイクライみたいなCGも、ワンダみたいなカメラアングルも、デザインもロックマンみたいなサウンドもない
。
けれども、どこか味のあるサウンドとグラフィック。
なぜかついつい何時間もやっちゃうゲームシステム。
愛着を感じる要素は必ずつけられるはず。
あと何時間、人を楽しませていられるか
それを追求していかないと、
みんなはいいかもしれないけど
僕はごはんが食べられなくなる。
がんばりますから、考えますから
そういうゲームつくりましょう?
現状のスキルと、その1歩2歩先を駆使して
たった一人でも「面白い」といってくれるゲーム。
心の底からそう思ってもらうゲーム。
具体的には
ヤラレ系戦闘シミュレーション
コードネームは
「群れ」