君が忘れていったプレイメモ
8月6日、君が忘れていった水槽の観察を開始。
以下不正確ながら、観察経過を記録していく。
0時36分、はじめての気持ちの攻撃により、毛糸絶滅。
0時39分、はじめての気持ちが他の全ての種を駆逐。
初めての気持ちが増えすぎて共食いを始めている。まるで人間をみているようだ。
0時45分、ラブ、ナイフ、ボー2という新種が生まれていた。
ラブ、ナイフはまもなく息絶えた。以前滅んだ改造失敗シャーペンが新たに現れる。
またしてもはじめての気持ちが新種を駆逐した。お互いを殺し合い、増え、殺し合いを繰り返している。
0時50分、大型の新種が一部のはじめての気持ちを食い散らかす。除々に数を増やしているが、それでも圧倒的大差だ。
D-BXO444が着実に数を増やしている。はじめての気持ちは半数以下に激減した。
この間にも、新たな新種が生まれては消えていく。
0時55分、青い神があらわれた!強いのだろうか。世界はボヒが蹂躙し、今やはじめての気持ちは希少種だ。
神にも寿命はあるようだ。
言えなかった「ごめんね」
器用な生き方
・・・この生物達の名前はどこか儚く切ない。共感してしまう。
生物達の亡骸が水槽にたまっていく。
それは生の終わりを表すもの。
けれども、確かに彼らが生きていたという証。
観察を続けて1時間が経った。
壊れたプラモデルとデッドアイが争いを続けている。
君を忘れて水槽への、私の興味は尽きない。
そして、コレは何回目のデジャブであろう?
けれども、これが初めての感覚だと、私はちゃんと知っている。