泊りがけの精神

今日は後輩君が一日中家にいて、ずっと絵を描いたりいろんな話をしていました。

泊りがけで話し込むなんて珍しい。

ひたすら喋り捲っていた。

どこまで聞いてくれていたかは謎。

しかしまぁ、そこまで深く考えてはいなさそうだった。



何を一年生に吹き込んでんだ、と言われてしまうと弱いけど、大学にいた間自分が経験したことをそこはかとなく聞かせた。

あまり理解はできなかったとは思うけど、こういうのは言っている側がラクになるからいいのだ。

それにしても、泊りがけで何かをやるって、プロジェクト以来か。

デザインの課題でも残ったけど、泊りがけでやらないと完成しなかったというより、みんながみんな協調性とか決断力とか足りなかったりしただけだったなぁ。

足りなかったものがあとからわかって、あとから文句を言って、講義の体勢が悪いとか語り合ったりもした。

自分達が足りなかったものについて、話し合ったかな。

・・・覚えていない。


何かを完成させるとかそういう大義名分みたいなものはいらないんだけど、楽しくて楽しくて、気付いたら夜があけていた、みたいな時間にすごせていたら、いつのまにか作りたいものはできているんじゃないか。

という錯覚に陥った。

なんだろう、泊りがけの精神。

イヤイヤ徹夜してるあたりはダメだなー

という感覚。

これ理想論だけど、

実際、気持ちが落ちていくのだからあながち間違いでもない。

ヒトは、モチベーションの低下を一番の言い訳にしている。

自分だってそうだけど

そのモチベーションを低下させているのはほかならぬ自分自身だってことを、気付いているのかどうか。

落ちても手が動くのなら、いくらでも取り戻せるということを後輩君は教えてくれた。


だが、俺達はどうだ。