タイムスプリッター 〜時空の侵略者〜[PS2]

007ゴールデンアイと中身は変わらないといっても差し支えあるけど、ほとんど変わらない。

ストーリークリアしてアーケードモードをちょくちょくすすめる。

なにも考えなくていいゲームというのは好きだけど、さすがにFPSとはいえここまでなにも考えなくていいとちょっとぬるい。

ダメなところを考えるまでもないくらいなにも考えなくていい。

「対戦ゲームと割り切ればそこそこ遊べる」という批評がつくようなゲーム。

ひとつだけ文句を言うと、謎解きがちょっと不親切なところが少しもったいない。

タルの中身を空にしろ、みたいな目標で、銃で穴あけただけじゃダメでタルを砕くまで撃たないといけないとか。

それならタルを全て破壊しろだろ、みたいな野暮な突っ込みをいれてしまう。


あとはマニュアルのキャライメージをみていると、あー俺って絵うまくなってもこういう妙にデフォルメされた絵描きそうだなーとか思った。

将来の自分の絵をそこにみたというか、ゲーム以外の部分で少し達観してしまった。


ストーリーにしても結局マガジン的中途半端シリアスを読むと、そういうのつくりたくなっちゃうみたいなところはある。


心のどこかで以前みた作品を模倣しようとしているところがあって、それを越えるには一度模倣するしかないのかなーって。


なんだかんだゲーム性を語っても、結局気合と根性でなんとかするタイプの、友情でパワー100万倍みたいなみてるほうが萎えるストーリーをやりたいのかなーと半ば鬱にまで陥る。