BAYONETTA[PS3]

ハードクリア、現在クライマックスモード攻略中。
プレイ中大神と比較してしまったのだけど、それを踏まえても難易度が非常に高め。モリモリ死ぬ。

バイオ4を彷彿とさせるイベントでキー入力誤ったら即死、という仕様がローディング時間の長さと相まってストレス。


3Dアクションの良いトコ取りみたいなシステム+エロ、というか、それはデビルメイクライを作ったスタッフさんなので、当たり前っちゃぁ当たり前。



絵的な挑戦ということなのかフィニッシュムーブが拷問器具や魔獣召還でエグかったりエロかったりグロかったりする。


ほかパロディネタ、特にセルフパロディ、もっと言うと大神からの引用が個人的には目を惹く。

それはグラフィックのことなんだけど、大神だからあーしてたわけではあくて、グラフィッカーの趣味だったのかなーとか、やっぱりセルフパロディとしてやったのかなーとか、そこらへん気になる。

とはいえ、やはり彼らにとってクローバー時代の作品は大切なんだなーというのは感じる。

システム面で見ると武器へのこだわりは見事。

ボタン長押しでそれぞれの武器の個性が光る。
一つの武器で設置型爆弾と高威力衝撃波の切り替えとかは今まで無かったんじゃないかな。


個人的に刀と爪の組み合わせがお気に入り、というか一番強いと思う。


コンボの最後のとどめの一撃に魔人の手や足が出てくるのは派手だし威力が高くて素敵。

ボス戦はGoWばりのクライマックスシーンの連続、というかベヨネッタは常時クライマックス、というのがウリなのだけれども。

とにかく要所要所の魅せ方はもうこだわりとしかいいようがない作りっぷり。

大魔獣召還とか、敵への仕打ちとか、絵的な演出がとにかくすごい。


ただ、面クリア型3Dアクションってこれくらいのボリュームなんだよなーという感覚はある。


3Dアクションとしての完成度は高いけど、大神ほどのボリュームはない。

ちょっと個人的に物足りない感じ。

ただ隠し要素が豊富なのは非常にうれしい。




あと、シナリオに関してはメタルギアの反省をうまくしているかなーという。

グラ綺麗になったハードでビジュアルシーン考えると、どうしても映画みたいな長さになっちゃうみたいで、メタルギアはもう開き直った作りをしていたんだけど、ベヨはキャラの性格でムービーを短くしている。


ベヨネッタ買うユーザはシナリオがみたいんじゃなくて、手触りの良いアクションがやりたいんだ、ってのをちゃんとわかってて、

ボス「汝が噂のベヨネッタか。だが貴様など我らの敵では・・・」


ベヨ「やかましい鳥頭」


戦闘開始、みたいな(あくまで例です)流れでそこまでシナリオ部分が長くない。

逆に言うとお話としてはすごくシンプルなんだけど、設定はきちんとしている(多分)のでそこまで違和感はない。

兎角、シナリオもグラフィックも様々な観点を臨機応変に取り組んでいる(パロディ含め)印象で、プラチナゲームズの適応力というか、挑戦する姿勢、意欲の高さを感じた。