【PS2】テイルズオブジアビス

久しぶりに更新。ゲームレビューやで。


大分前に友達に借りて、返して、また別の友人に借りて今日クリアしたという大分プレイ間隔の空いたRPG.

テイルズはレジェンディア嫌いなんだけど(未クリアでの感想)、アビスは好きだなー。

ファンの間でも完成度が高いという評価らしい。

キャラ付け、というところでこれほどこだわっているゲームはないんじゃないかなーというか、それがテイルズの良さなんだろうけど、その中でも特に、と今更ながら思う。

話としてはやはりラスト手前でウルっときて、ラストはあっけなく終わる、という俺の中ではベタな印象。

アイデンティティーを確立する話は珍しいわけじゃないんだけど、wikiに書かれるくらい深くて重い話なので若干揺さぶられるものはあるが、なんか、主人公がいつの間にか成長している、その過程をずっとプレイしていても追えない、という虚しさ。


結局、生きているだけで良いんだ、っていう当たり前の答えをみつけるための長い長い葛藤、みたいな話なのだけど、ルークの場合仲間が良い奴らすぎるし、女の子がいい子すぎるので、やっぱり周りの人間に恵まれたらどんな屑でも立ち直れるということか。


とにかく、王道ストーリーとは思えないのがテイルズ。

なんか・・・なんか足りないような気がする王道にするには。

まだなんか善悪の概念とかを使えないカッコつけたがりぶってる感じがあるよな。


敵にも味方にも信念があって、どっちが正義とかじゃなくて、ただ目的が違うだけ、みたいなそういうカッコつけかたがなんか、スマートなんだけど、羞恥心をすてきれていないような、そんなかんじ。


自分が書いたら絶対にそうなるんだろうけど、それやるなら、何か面白みのある要素がないと読み手はしらけるのかもしれないな。


ほんと、勧善懲悪の仕組みってすごいよな。それあるだけでエンターテイメントになるからな。


ただ二つの集団がぶつかって片方が勝ちました、って話はなにも感じるところがないんだよな。


・テイルズはラスト直前にクライマックスがきて、それがもったいない。


・クライマックスシーンでおわりゃいいのに、もう少し話を延ばすクセ
がテイルズはあるようなきがする





しかしちゃんと(?)ラストで泣いた作品って大神しかないなー。RPGはどれもクライマックスを最後から1歩手前にもってきちゃって、あとは話をいかに消化するか、って感じて敵の幹部はバタバタと・・・っていうのがまぁしょうがないんだろうけど、なんか他に方法はないのかって。

ラストはなんか千と千尋をみたときの寂しさに少しだけ嬉しさをプラスしたような感じ。

戦闘システムもダンジョンもなんかやらされている感は強いけど、ボスの火力がハンパないのでミス許されんゲーになっててまぁいいんじゃないかなーってなる。


隠し要素が満載の二週目には多分いかない。俺の中でもうアビスはおわっちゃった。