図書館で借りたのはこの表紙じゃないんだけども
以前親父が借りていたのを読んでいたのだけど、こないだ図書館にいったときに郷土資料として貸し出されていたので、つい借りてしもた。
戊辰戦争末期、五稜郭での戦闘から生き延びた日本人少年兵「志波新之助」が、「レラ・シウ(旋風の意)」として様々な人々に助けられながら、まだアイヌの文化と現実を超越した神秘がかすかに残っていた蝦夷地(アイヌ・モシリ)を舞台に生きる道を探す、というお話。
近代の銃とアイヌ、超常現象、侍などの好きそげなモノがたくさんでてくるので好き。
以前読んだ時は中学生くらいだったけど、そのときは今こうして函館にいるとは想いもよらず、これもなんかの縁なのかしら、とか思う。
描写も変わってるしあんま一般受けしなさそうだけど、カービン銃や特殊な機構の銃が活躍したり、アイヌ語がでてきたりとにかくツボなんだよな〜。
アイヌ語をまじえた名言がちょくちょく飛び出すのと、今の日本人にはないアイヌと侍達の朗らかさと素朴さ、仁義みたいなものがとてもエンターテイメント。
大神とか銃モノのゲーム、マンガとかこれ読んだ後の自分の趣味にもかなり影響してたんだなーと二度目を読んで思い当たる