マリシアス  [PS3]

DLC 800円なり。

灰色の外套と呼ばれる変幻自在のマントを武器にして、いきなりボス、多数のザコと戦うことになる各ステージを制覇して新たな力を得つつ、ラスボスであるマリシアスを倒すゲーム。

いやほんとそれだけのゲームで、個人的にぴったりな表現が

「グラやサウンドがリッチな3Dロックマン」という印象。

ステージを自由に選べるけどロックマン的な仕様なのでおのずとベストなルートが固定される、という意味では、古いタイプのシステムで遊ぶリッチな外見のゲーム、といえなくはない。

デザインに関しては先に書いたマントが面白く、近接戦闘向けの拳、範囲攻撃向けの剣、遠距離攻撃、一撃離脱向けの槍、隙の無い遠距離攻撃向けの魔弾、防御用の盾などに変化する。

なかでもゴムゴムのガトリング的な技の「RUSH」とか、マフラーみたいに操る「剣」とか、足にまとわりついた外套が巨大な突撃ドリルに変化する「槍」とか、技や攻撃方法のモーションはすごく好き。

プレイヤーキャラクタが人型の戦闘人形という設定で、敵を倒して得たポイントを消費して破損した部位を再生させたり、一時的なパワーアップをしたりできる。

この辺のシステムは新しくて、プレイヤーが能動的に見せ場を作り出す選択肢を生んでいる意味では次世代の自由度が高いゲームくさくはある。

ただ、ベヨネッタやVANQUISHのような、つまりプラチナゲームズ的な演出を期待してプレイするとややがっかりするので、やはりこれらのシステムを駆使して自分で燃える展開をつくろうとがんばったほうが楽しい。

それらしい演出もないことはないんだけど、個人的にはトドメの一撃を強調してほしかったなぁと。


ともあれ、オーラ最大解放してからのガトリングパンチでラスボスの弱点殴りまくるのは熱いっちゃ熱い。