ベルベーチェルルーム

(ブブブブブ

「いや、目の前にいるからそれ使わなくていいだろ」


「おっと、ついクセでやってしまいました」


「なんだここは」


「今後の私達の活動について整理するために用意した超空間です。あなたと私しかいません」


「能力の無駄遣いじゃないか」


「時として気持ちの整理をつけなければいけないことが人にはあるのです」


「お前人じゃないじゃ
「六命が終わってしまいましたね。私達は新参者だったのですが、それでもなんというかやりきれなさがあります」


「俺はともかくあんた通常戦負けたしな」


「だまらっしゃい。Galeがあんなに係数低いとは思わなかったんですよ。QuickStepのほうがダメージでてるやんけ・・・」


「あれは俺も驚いた。槍で突くよりステップ刻むほうがダメージでてるんだからな。あと必殺を10ターンにセットしたらSP足りなくて出なかった」


「あなたまでそんなメタな話をするなんてこの空間我ながら末恐ろしいですね」


「まぁ、ゲーム的にはそういう会話はアリだと思うよ。☓ボタンでホフクする、とかな」


「本題に戻りましょう。今後の私達の活動についてです」


「そんなものは」


「ありませんね。はい解散!はいかいっさん!」


「まぁ待て。とりあえず、六命に使うつもりだった絵は描こうと思う。」


「あなたいつもそう言って戦うこと以外やらないじゃないですか」


「まぁ、心境の整理という意味で言ってるだけかもしらんが、気がむいたら描くよ」


「そうですね。いくら有言不実行を重ねたからといって無口になっても意味ありませんからね」


「あと、ネタバレ会場めいて俺たちのことを説明する必要はないのか?」


「特にないのではないでしょうか。これから私達がどこかで活動するというのならなおさら」


「そうか。この場が俺たちの最後の時間となる可能性もあるが」


「その可能性のほうが高いです。それはどうしようもありません。ただ彼は全く忙しくないので、ワンチャンあるんじゃないかとは思います」


「全く忙しくなるべき境遇なのに全く忙しくないからな。淡く期待しよう」



「願わくば一週間くらいでぽつぽつ出していけばいいのではないでしょうか」


「はたして整理はできたのだろうか」


「全くできてない気がしますが、終わりましょう。眠いです」