ドラマンガ

最近涙腺脆い。

そこらのドラマやアニメで容易に泣ける。

アニメは最近みてないけど、ドラマはとりあえずやってるのをみれば号泣してしまう。


自分の経験に照らし合わせてみてしまのが問題くさい。

そのうちニュース番組ですら泣くかもしれん。

感受性が尖った、というより、精神的にイカれてきた度合いのほうが強いんじゃないか、というところ。

瞬間的なシーンにボロボロと泣いてしまっても、ストーリーとして最後の終わり方がしょうもないと結構評価冷めてたりする。

メンバーにマトリクスの瞬間的なアクションシーンには文句ないのに、ラストの終わり方のせいで残念な印象を抱いてしまうのはなぜなんだろう、と聞いたところ答えてもらえなかったのも少し関連してそう。

終わりまでの流れに文句はないのに、なぜか面白くないという印象を抱き、わだかまりが残ってしまうのはなぜか、ということなんだけども。

起承転結でみて、導入、主人公の覚醒、戦いの激化、大事な仲間死ぬ、報復、その後の虚しさ、最後の闘い、物語の終結、みたいなのは全然好きなのに、マトリクスはなんかヤダ。


最後の終わり方に少しでもBADな要素があると、納得できないのかも。


FALLOUTも最後どうやっても俺の中ではBADにしかならないのに納得できないことから、やっぱそうかも。


最後主人公死ぬ、って終わりは嫌な感じ。

こんだけ頑張ってきたのに、結局死ぬのかよ、みたいな。

死=犠牲=平和のための みたいな正義の究極の表現法をやるのは海外には多いのだけど、そういうのになれてないのかな。

日本のハッピーエンドっていうと主人公とヒロインが結ばれてエンド、みたいなのが王道で、そういうのに慣れてるのかも。


結構頑張った分何か報酬を、それが安息とか地位とか尊敬とかであってほしくて、死であってはならない、と考えている感じ。

死によってそれらが得られても、本人には何の喜びもなかったりするのだから。


でも本当は、死までの過程の中に、本人の幸せが内包されていたのではないかと、考えはする。


考えはするけど、英雄が英雄と呼ばれるまでの過程はあくまで過程であって、通過点に過ぎず、その途中でドロップアウトすれば幸せを満喫したまま無難に隠居できたのかな、とか考え、

そういう無難な終わりの可能性を残さない為に、相手倒さないと世界滅びますとか、いついつまでに倒さないと重要人物が死にますとか、そういう設定にしちゃってるのかも、ずっとまえからシナリオってのは。


メンバーもメーカーもやるのだけど、作り手側に都合の良いストーリーというのが自分はどうにも嫌いで、終わりを描きたくて途中をつじつまあわせて書くというのはわかるんだけど、やっぱ心のどっかでひっかかる。


でも、そういうものばかりに触れてきた消費者の心は、そういうもので動くようにできているのなら、そういう作り方をしなければどうにもならなくて、なんだかなぁというところ。


まだいたい、つじつまを合わせずに書き進めたストーリーで大したことかけなかったし、内包したと思ったメッセージはほとんどつたわっていなかったのだから、自分の主張は無駄なものかもしれない。


たいしたことないシナリオしかかけないなら、既存のシナリオ量産法に文句を言う筋合いなんてないよな。



それらも昔から、ヒトが苦労して作り出した方法なんだし。