焦燥

なんか、年をとるにつれて他人の選択を、
「あぁ、これでよかったんだ」って自分に納得させてる感が増してきて、一概にこれが良いそれが悪いって言えなくなってきてる。

就職がはやく決まったから良いとか、まだ決まってないから悪いとか、言えないじゃないですか。

その職場で働いてみないと実際わからないことってかなりあるだろうし。


不安とか悩みとかが残っている間は、考え続けている間は大丈夫なんじゃないかなとは思う。


でも本当にそうだ。

「あいつの選択は間違っていない」

「これでよかったんだ、被害は最小限だ」

「必ずどこかで妥協は入るんだ」

そう言って言われて、納得せざるを得ない状態が続いているのがたまらなく不愉快で、どうしようもないんだけど、不愉快で。

ヒトはそれで気分いいのか?

なわけないだろうな〜とか、思うけど、やっぱりどこかで、

ヒトは俺よりずっと低いラインで満足できるか、ある分野から得られる快感とか喜びを、スッパリ諦めることができるんだ、と思っている。

もしくは、そういったものが得られることに全然気付いていないとか。


でも、楽しめない作業に意味なんてあるのか、とか、意味なんてないけど、続けることに意味があるって屁理屈をこねたいのか、ただただ時間を無駄にしたいのか。


みんな焦ってるから、精度が悪い言葉ばかり使っている。

僕はというと、焦っていなくても精度が悪い。

それじゃダメじゃん

ダメじゃない。

なんでかというと、僕の場合は楽しければいいから。

自分が楽しければそれでよくて、ついでにヒトも楽しいともっともっと良い。


ほんとはヒトがメインに楽しんで欲しい。

でもできてない。

僕の場合は最低のラインが自分が楽しい事、最高のラインはヒトが楽しいこと。

勤務地とか給料とか、そんなリアルな制約を全然考えられないし、考えないことをカッコいいと思っている。

これじゃ生きていけない。

みんな一級の夢を放棄してリアルを生きようとしているのに、僕はそうしない。

したくない。

いつかはそうしないといけないに違いない。

でも今はしない。

なんでかって、楽しくないからだ。

でも、楽しいことが最優先のうちは、

まだまだまだまだ、なんもつくれない。


みんな焦ってる。

僕はあまり焦ってない。


言うならばここが問題。


焦りがいるけど、どうしたら「焦られる」んやろ。


そんなこと、真剣に考えてはいないんだけども。


ほんとうは誰よりも先に、僕が一番諦めている。