Stronghold Kingdom

Steamからプレイできる海外の村ゲ。鯖は英、仏、独などヨーロッパ圏のみ。当然ゲーム内のやりとりも英語や仏語や独語なので、日本人の僕は苦労する。

原作であるStrongholdをプレイしていると色々とすんなり入れるが、以下のような独自要素もある。


【属州】自分の村は自動的にparithという周辺の村からの出資で維持される大都市のようなものに編入され、他のメンバーとそのparithに税金を収め、資源を寄付して大きくしていく。
このparithに旗という概念があり、侵攻して旗を奪われると、他国の領土になってしまう?ようで、このparithを防衛するために自分たちの村を大きくしていく必要があるようだ。


【名誉】非常に重要な特殊資源。まずプレイヤーレベルとでも言える爵位があり、これをあげないと新しい建築物やテクノロジーにアクセスできず、爵位をあげるには名誉が必要。
基本的に村の人望をプラスに維持することや、民芸品を手に入れ、消費する、戦闘に勝利するなどといった手段で手に入れることができる。


【研究ポイント】爵位をアップグレードしたり、ゴールドで買うことのできるポイント。これを消費してテクノロジーを獲得していく。非常に数が足りず貴重。


【生産量の制約】生産系の建物は建築可能地のどこに建てても最大収穫量が得られるわけでなく、食料生産なら食料庫の近く、ホップなら酒場の近く、建築資材や武器などは倉庫の近くに設置しないと収穫量が下がる。このため、計画的な建築が求められる。

ここまで村ゲとしての独自性です。


基本的にはよくある村ゲと同じルールなのだが、内政における建築物の制約がシビアだったり、研究ポイントが貴重だったり、税率をどこに設定すれば最大効率かわかりにくいので、舵取りが楽しい。


もともと城のエディット、防衛、攻略を楽しむゲームなので、攻城戦も凝っている。自由に防壁を配置して拠点を囲み、塔を建て、罠をしかけ、兵士を配置する(こう書くとよくある村ゲと同じに聞こえるかもしれない)。

基本的に防衛側超有利。塔に弓兵を設置すれば3,4倍くらいの兵力にも対応できる。攻撃側は圧倒的な兵力差を用意するか、飽和攻撃をしかける必要がある。

上の方に旗取りゲーと書いたのだが、普段はむしろNPCの襲撃に設定した城の防備で対処したり、人望を低下させる要因となる狼の巣やNPC城主を攻撃するなどすることのほうが多い。自分は後発なのでそれすら先をこされてかなり平和なゲームになっている。NPC襲撃も大体弓20人でなんとかなる。


ちなみに軍備に時間がかかる仕様なので、今からプレイするなら新しいワールドから始めたほうがきっと楽しいですえ。