ファークライ3

オープンワールドFPS、ゲームインストールに6.5GBくらい使う。

其の割に大した広さではないと感じるのはジャストコーズ2をプレイしているからであるなぁ……MAPもなんか平坦。

ワイヤーグラップや乗り物をチャーターするという高低差を無視して移動できるギミックがあったジャストコーズ2とくらべて、車はどこにでも置かれているが、グライダーとか鳥人間装置とか、滑空するにとどまり、登れない、そして斜面からは滑り落ちる。登れない。

オープンワールドといってもやることが基地解放とメインミッション、狩り、暗殺などのサブミッションばかりなので割りと後半は飽きてくる、FPSでやることといったらやっぱりそれくらいかもしれない。散策する楽しさはマップの色が変わらないのでそれほど。

ストーリー上の演出がちょっと変わっていて幻覚や心理描写のような歪んだ世界が表現上登場する、主要人物との戦いは大体そういう感じ。

ただの大学生がタトゥーのちからによって人外のパワーを得ていく過程において人間性がどうたらこうたらという割とどうでもいいストーリーが展開されていく。


FPSとしてはちょっと銃の反動とかSEが安っぽい感じがしないでもないのと、LoUと同じく派手に行く部分とステルスに行く部分がシームレスに展開される都合上、そら消音武器使ったほうがいいわな、となり、消音武器多いし、ステルスしてたほうがEXP多いので割りと地味に戦いがちではあった。

野生動物が第二の脅威となっていて、コモドドラゴンとかトラとかクマとかにうかつに近づくと普通に死ぬ。水辺にはワニとかサメいるし危ない、NPCもよく死ぬ。

テイクダウンという特殊な近接攻撃があり、忍道の忍殺に近い。シチュエーションに応じて密着した敵単体から複数に即死攻撃を繰り出すという、かがむだけで敵の側面から無音で近づけるゲームにあってはならないアレで、しかもスキルツリーを獲得することで技として成長していく(これが主人公が人外になっていく一番の原因ともいえる)

難易度は上から二番目にしたはずだけど、割りと敵が柔らかいのでサクサク遊べたのはよさ。

敵の基地を解放すると敵のPopが味方のPopになり、安全になる分、やることがなくなる、電波塔を稼働させないとMAPが表示されない、電波塔はマリオ的なややパズル要素でめんどい、などと独自仕様が割りと惜しい。特に敵勢力と味方部族と野生動物の戦闘が各地でみられたのが良かった序盤に比べて、後半のMAPでは野生動物がほとんど人間にちょっかいかけなくて寂しい。

プレイし終わってみると色々ジャストコーズ2と比べて残念なところが多い気がする。

部族のしきたりにのっとって司令官をナイフで倒せ、とかその辺のノリは好きなんだけども