音楽ファンタジー

音楽ファンタジー、ってタイトルのゲームです。ジャンルとかでないです。

なんかすごい前からkawazのGeekさんがつくるつくるいってたのでいつだいつだ思ってたやつ。

インタラクティブミュージックという言葉やらゲームに音楽主体を、というテーマを掲げていた気がしたりしなかったりでとりあえずプレイすると、なんだか不思議な気分になるゲームだった。

まずこのゲーム、横スクロールの2Dゲームでちょっと絵が変わってるね、音がモチーフなのね、では終わらない。さすが音楽ファンタジー、BGMにすべてのキャラクターのモーションが同期してやがる

それはどういうことかというと、自分のタイミングで攻撃をしようとおもっても必ずBGM(FGMとよんだほうがいいかもしれない)にかならずシンクロしてアニメーションされるし、それにともなって楽器がなる、ドラムやら、ギターやら、ベースやら(あんまり楽器のことはわからないのでそのへんがとりあえず鳴る)

敵もBGMにあわせて攻撃してくる、さながら”楽器”のように。

この音楽との同期にかなり気を使っているというかこれがメインテーマなので、アクションゲームの爽快感をかなり犠牲にしている、が、ミュージカルをみているような(あの歌いながら物語が進む感じというか、あのメッセージ性が迫ってくる)感覚になり、かなり不思議。

「上手なところをみせてやるか」、みたいな臨場感はアクションゲームにはあるけれど、それとは全く別ベクトルの、「良い音楽と一体になるか」、みたいな、というかクリアしようとすると強制的に組み込まれてしまうので、さながら合唱に参加させられる感じ。

かといって音ゲーとも違う、これはやらないとわからない感覚だと思う。

操作性ははっきりいって悪いし、ストーリーもまだ未完というか、ゲームとしてはまだ未完な感じなので、めっちゃ面白いゲームというより、実験的なゲームの断片を垣間見たい(聴きたい)人におすすめ

フリゲでやるべき一種の独創性の顕露としてのゲームの極端な例を見た