Endless Regend

Steamにてセール中につき購入。

多種族が入り乱れる過酷な惑星Aurigaにて繰り広げられる建国シミュ。
ざっくり言うとファンタジーシヴィライゼーションといったところ。

Dungeon of the Endlessと同じ所が開発しているため、資源や世界観などに共通性がみられる。

特徴

・六角形タイル制、その他多くの点でCivシリーズとの共通点がみられる。

・欧米のファンタジーRPGなどに見られる、Hero, Heroによる軍備、内政の増強、探索、アップキープ、成長、そしてクエストと言った概念が建国シミュレーションに投入されている。

・特色の異なる帝国毎に得意な勝利条件があり、また固有のクエストを持ち、このクエストをこなしていくことでも勝利条件を満たせる模様。

ユニークな点

・冬という季節が到来し、都市能力、軍隊の能力に大きなペナルティがかかる。

Heroのスキルの最高位に冬のペナルティを無視するものがあり、まさに冬将軍といったところか。


・Heroや兵士たちが装備する武器を自在にカスタマイズでき、攻撃力、どんな敵と有利に戦えるか、機動力、防御力、コスト、といった側面で調整が可能だが、基本的に時代が進む時に装備を改善するので一番良い装備で固めたほうがいいという感じ。

レアメタルを使用した武器が全く違う特性をもってくれていたらよかったが、現状進んだ時代毎に新しいレアメタルが2種類みつかって、そのどっちでも性能は同じという感じなので残量だけを配慮して装備をセットしていく感じに・。・


・ブースト

ワイン、染料などの各所に点在する希少資源を蓄積し、一定数使用することで数ターン爆発的な恩恵を得られる。帝国が拡大するにつれて国民の不満は増加するため、希少資源も獲得していかないと維持もきついというので資源の産地は取り合いになる。


・少数部族

Aurigaにはミノタウロスヒュドラコボルトなど、ファンタジー世界によくいるモンスター達が集落を作り暮らしており、基本的に敵対的だが対話や買収、武力制圧により味方につけることができる。

帝国の持つ軍事ユニットは3ユニットしかおらず、その組み合わせによりどうしても弱点があるため、彼らを軍隊に取り込むことで穴を埋めたり、別ベクトルの戦術を取ることが可能。

帝国

Wild Walker:エルフのような森林部族。テリトリー内外の敵を探知する能力と優れた射手、シャーマン、巨木のような屈強な歩兵を持つ。
オーソドックスな性能で使いやすい


Broken Lords:肉体を捨て、魂だけの存在となりながらも甲冑に身を包んだ騎士達の連合。
食料生産ができない代わりにDust(お金のようなもの)生産技術に長け、Dustを消費して都市人口を生み出す。
また彼らの軍隊は自動回復しない代わりにDustを消費して即座に完治する。
防御の硬い歩兵とライフドレインによりライフを味方に分配する魔術師、汎用的な騎兵による堅牢な軍隊を構築できる。

Dustがあればあるほど強力に帝国を拡張することができる金ありき帝国。


Vaulter:地下深く建設された太古のシェルターに端を発する種族。どこかオーバーテクノロジーな外観をしており、宇宙開拓者の末裔的な何かだと思われる。
研究開発に使われるScienceを入手する術に長けており、またその恩恵を大きく得られる軍隊、希少資源だけでなく戦術資源をもブーストさせ恩恵を得ることができ、その間は都市間のテレポート、冬期の都市通常稼働等ハイテクな動きが可能。


Necrophage: Hiveと呼ばれる謎の寄生生命体の意思に従じ自身を疫病で蝕み、変異した昆虫のような外見をした人々の集合体。このゲームにおける戦争狂。

戦闘に勝利すると敵味方問わず死体をストックしていき、一定数以上になると食料備蓄として都市に投入可能。

宣戦布告をする度に軍隊の攻撃力が増加していく。
固有テクノロジーにより軍隊維持費が安く、敵に疫病をばら撒きジワジワと弱体化させたり、倒した敵から新たな味方を生み出すなどエグい特徴を持つ軍隊。

反面食料生産にペナルティがあったり、停戦、同盟を結べないなどかなり不器用な性格、マジで戦争しかできない。シンプルな強さと弱点を持つ帝国。


Ardent Mage:
怒りを力に変える魔術師連合のような種族。どこかアジアンテイスト。世界の至る所にアルカナの柱を建て、恩恵を得たり、それを消費することで魔術を戦場で行使する。
軍隊は全てダメージを受ける度に火力が増していき、全体的に柔らかいが、火力、攻撃範囲、蘇生能力などに特化している。


Roving Clans:遊牧民族。交易の民であり、騎馬弓兵や象兵など、獣に跨っている姿が見ることがほとんど。

戦争を仕掛けることができない反面、他の帝国を市場取引から締め出すことができ、経済的に制裁を与える事が可能(また制裁を解く事を条件に取引を持ちかけたりも可能)
都市を移動させることも容易く、交易をすればするほど利益が得られる、経済重視の帝国。


Drakken:太古から存在する竜人族の帝国。同盟、停戦などの外交スタンスを他国に強制できるというかなりユニークな特権を持つ。


Cultist:カルト集団。人形のような独特な外見をしている。
都市を一つしか持てない代わりに、支配下に入れた少数勢力から自動でユニットが供給される。序盤からかなり強大な軍隊を持てるため近くに位置すると厄介この上ない


発見したバグ

いくつか目にみえたバグも多く、アーリーな感じがする。
・監視塔をたてたマスにカーソルをあわせても監視塔の説明がでない時がある。

・ネクロファージのメインクエスト The 36's chamberで指定都市を指定ターン守り切ると、なぜかSupremacyVictoryが発動して勝利する。

・CPUターンが永遠に終わらない(自分のターンが回ってこない)ことがある(ロードで治る)