Tom Clancy's The Division Beta

SteamにてOpenβ、余談だがTom Clancy亡くなったらしいな

ボダラン的RPG要素強いシューター+WatchDogs的電子UI+GoW的な快適なカバー+ゾンビでてこないラストオブアスみたいな世界観という過去の大作シューターの良いトコ取りをしたかのようなMOサバイバルシューター。

「インフルエンザと天然痘が恋をしたと」揶揄される人類絶対殺すウィルスが蔓延し世界から断絶されたマンハッタンでハイテク機器を駆使して戦う精鋭自警団「Division」のエージェントとなり人類の尊厳を取り戻すため戦う的なストーリ。

敵はもっぱら混乱に乗じて悪逆の限りを尽くす武装罪人やら追い剥ぎ強盗と化したDivisionエージェント「ローグ」であったり、くどいようだがゾンビはでてこない。

除染袋に入れられた死体や汚物で溢れかえるマンハッタンは時折豪雪や霧に見まわれ、大きな混乱の跡がみられつつも閑散とした市街地は雰囲気抜群。

カバーを駆使した現代的な銃撃戦ということでBreauなどに近いTPSなシステムで、アサルトライフルやらショットガンやらスナイパーライフルやらをメインアームにグレネード、おおまかにTank,Medic, Techと3つのクラスに体系化されたスキルを駆使して戦う割とボダラン好きには馴染みの深い感じ。

β中は敵味方判別センサー、回復ガン、粘着グレネードピストル、タレット、防護盾しか使えなかったけど盾以外は割りと仕事をしていた印象。

PvP PvE問わず遮蔽物頼りに一箇所に篭っているとすぐに手榴弾やらで炙りだされるので、制圧しつつ側面を取るなど機動力とチームワークを活かした戦術が勝利の近道。

目玉となるのは「ダークゾーン」と呼ばれるPvPエリアで、強力なNPCやアイテムが存在し、一応の協力関係にある他プレイヤーをいつでも攻撃できるという状態。

プレイヤーを攻撃したエージェントは「ローグ」となりマップから位置を特定される、デスペナルティが増加、PKKに報奨金等、調度PKerが赤ネームになった時のような制約を受けるが、ローグ解消までの時間生存する事で報酬が手に入るなどPK側のメリットもある。

ダークゾーンで最も特徴的なのは収集したアイテムをそのまま持ち出す事ができず、定期的に呼び出せるヘリに回収させる事がはじめて所持品に追加されるという点で、この回収地点がマップ上に点在するものの固定なためこの辺りが苛烈なPKエリアとなりうるため俺の後ろに立つな状態になる。

特にローグ常習犯は回収品を持っていないのにヘリ地点で待ち伏せているためスゴクアヤシイ、コワイ。


死亡時にルートされるのはその探索中に回収した品のみで装備品などはドロップしないなど割りと安心なシステムではある。飽きるまでレベリングして時々ローグで遊ぶ感じ。

各エリアには特に汚染がひどいレベルに設定されている地区があり、除染レベルが一定量ないとしばらくして死亡してしまうなどの要素がある。

銃器によって付与できる多数のMOD(オプションパーツ)や装備品によってDPS、HP、スキルパワーが大きく増減しプレイスタイルを決定する他、除染レベル、適正レベルをエリアに付与することでプレイヤーのすみ分けを行う形のようだ。

基本的にPvPを促しつつも無理にやれとは言わないつくりなので大分考慮されているように思える反面、βではアンロックされなかった防衛省の要素がどのようなものか、βでできた事以外のやりこみ要素がどれくらいのものかでプレイ時間が大分変わりそうではある。


兎に角RPG的なシューターとして面白いのでボダランとか好きな人には間違いなくオススメ。製品版は8000円と割としますね。