ソナについて


概要

パッチ 6.6現在
メインロール:サポート サブ:メイジ


何度手放しても戻ってくる謎の楽器「エトワール」を演奏する巨乳奏者。
発音障害があり喋れないがサモナーとはテレパシーで交信している。
演奏によって生じる音で物体を切断できるというカンフーハッスルの暗殺者みたいな特技を持つ他、回復や機動性を向上させるスキルも併せ持つ攻防のバランスが良いサポート。


サブにメイジと書かれているがスキルのほとんどが味方を支援して初めて真価を発揮する「オーラ」を含むため間違ってもソロレーンに行ってはいけない。


理由としてはスキルのAPレートの低さと後述のオーラ能力があり、アイテムでAPを買い足してもあまり強さが発揮できず、味方集団を強化するオーラは単体では最大限に生かせないといった側面がある。

スキル

Q,W,Eの使用時にそれぞれ3つのオーラを展開し、スキルを発動しつつ味方にもオーラによって恩恵をあたえるメカニズムを持つ。
オーラによる追加効果はいずれも持続時間を持ち、新たなオーラに触れるとその持続時間が0.5秒追加される。
つまり
オーラを連続で展開する=スキルを連続で使用する
事で恩恵を長く保つ事ができる。

パッシブ:パワーコード スキルを使用するたびに最大3までスタックが増加し、3スタック時に通常攻撃を行うと、スタックを全て消費して通常攻撃に追加魔法DMと現在使用しているオーラに応じた追加効果が発生する。

 通常攻撃を強化するパッシブ。クールダウンを稼いでスキルを回転させる事が肝となるソナにとって3回毎という条件はそれほど苦にならない。どちらかというとマナの工面が大変か。
通常攻撃なため対象は一体のみだが効果量自体は高い。


Q:ヒム・オブ・ヴァロー 最も近い敵ユニット2体に魔法ダメージを与える。範囲内に敵チャンピオンがいる場合、それらを優先する。

オーラ:周囲の味方チャンピオンの次の通常攻撃に追加魔法DMを付与するオーラを展開する。

パワーコード・スタッカート:追加魔法DMが1.4倍になる。

 範囲内の敵2体に切断音波を飛ばす確定攻撃。範囲内に敵ミニオンがいる場合チャンピオンに当てたくてもそちらに飛んでしまったりする。チャンピオンを優先する範囲は有効射程よりやや狭く、確実に当てるにはより接近する必要がある。
オーラによる追加効果は次の一撃のみ通常攻撃を強化するという性質。
味方が攻撃するタイミングに合わせて自分もQを撃ちつつオーラで火力を補助する、といった使い方になる。
 パワーコードへの効果はダメージの1.4倍化とわかりやすく強力。
レーンでのハラスやトレードなどで大活躍する。柔らかい対象へはしばしば致命傷となりキルをかっさらってしまう要因となる


W:パーセヴァランス 近くにいる最もヘルスが減っている味方チャンピオン1体と自身のヘルスを回復する、回復量は対象の減少ヘルスによって増加する。

オーラ:3秒間、周囲350の味方チャンピオンに1.5秒持続するシールドを付与するオーラを展開する。

パワーコード・ミヌエンド;パワーコードが命中した対象が与えるダメージを減少させるデバフを3秒付与する。


回復、シールド、ダメージ低減と守りのスキル。
比較的CDが短く回復とシールドという効果を併せ持つ分1回毎の効果量自体は低め。
回復効果もQと同様射程内の味方に自動で飛び、射程も長めだが、シールドオーラは周囲350にしか展開されず意識して味方に近づく必要がある。

パワーコードのダメージ低減はアサシンなどのバーストありきの敵チャンピオンに著しく有効、もれなく返り討ちにできる。


E:セレニティ 自身の移動速度を3秒増加させる。この増加速度は時間と共に減少する。
オーラ:3秒間周囲の350までの距離にいる味方チャンピオンの移動速度を1.5秒増加するオーラを展開する。

パワーコード・テンポ:スロウを2秒付与する。


機動力のスキル。発動した瞬間最大まで加速し、ゆるやかに減速していくヘイストスキル。
オーラを伴って集団戦などで重要な状況に合わせた前進後退、もしくは単純に逃げる敵への追撃、Gankを受けた際の逃走など移動速度増加の恩恵は大きい。

パワーコードはスロウ付与というシンプルなものだが他にCCがUltにしかないSonaにとっては貴重になる。状況に合わせて使い分ける事で自身や味方の生存性に大きく関わる。


R:クレッシェンド パッシブ:各スキルの効果上昇 Q:オーラの追加ダメージ増 W:オーラのシールド量増 E:オーラおよびアクティブ時の増加移動速度増
 指定方向に貫通する究極の和音を演奏し、命中した全ての敵チャンピオンに魔法ダメージとスタン1.5秒を与える。

 シンプルながら強力なAoEスタンを放つアルティメットスキル。危険な敵に接近された際の最終手段であり、時には迂闊な敵キャリーを仕留めるためのイニシエートスキルともなりえる。
究極の和音とはどんなものなのかはわからないがクレッシェンドを食らった敵はみなこぞって踊り出すのでさぞ愉快な音なのであろう。


立ち回りとか

 Ult以外はスキルボタンを押すだけで効果が発揮されるため操作自体は非常に簡単。
とはいえ、目立ったCCや硬さがなく、相手との距離感を誤ってしまうと瞬殺されてしまうなかなかデリケートなサポートである。
特にブリッツやレオナなどワンチャンスで殺しきるバーストを備える対面に対しては慎重というかほぼ死なないように祈る事しかできないという事もしばしば。


オーラ管理、パッシブをどの効果にし、どの対象に当てるか、といったメイジのような意識配分と同時に、通常攻撃や間合いの管理によるゾーンなどマークスマンに近い立ち回りも求められる。

各スキル、オーラの有効範囲を活かして攻撃しつつ、敵のやりたいことはさせないように安全な距離を保つといった二律背反なレーニングをこなす事が求められる。


CCが薄くEによる移動速度増加も緩やかな補助となるため攻防を支えるサポートの割にGank耐性が低い事も特徴で、とにかくレーンは強いが多数に狙われると脆い。


反面パワーコードを絡めた序盤の火力はbotレーンでも有数なため、最序盤からダメージ交換を仕掛けていくのが吉。

パワーコード早見表

敵が死にそうだけど結構ギリギリファイト→Q.パワーコードで殺す

アサシンが突っ込んできた→W.パワーコードで落ち着かせる

倒せそうな敵に追いつきたい→E.パワーコードでスロウを与え、味方にキルを渡す。


カウンタープレイ

 ・ソナを孤立させる ノックバックやグラブなど、相手の位置を操作するスキルでソナを敵チームから引き離すと、オーラをうまく活用できず脅威度がグっと下がる。単純にグラブで掴んで倒してしまうのが一番簡単

 ・間合いに注意する Q,パワーコードのコンボはえげつないものがあるためマークスマンはできるかぎり受けないようにしたい。ファームをややおろそかにしてもパワーコードを撃たれ続けるよりかはマシ。
 
 ・スタンに気をつける 後衛にクレッシェンドが命中してしまうと集団戦の状況はかなり悪くなってしまうため、Poke合戦やシージ中のにらみ合いにおいてソナに近づきすぎるのは厳禁。
持久戦はソナ側に分があるためさっさとイニシエートしてしまうのは賢明ではある

まとめ

 操作自体は簡単なサポートではあるものの、間合い管理や適切な通常攻撃など、マークスマンの基礎的な立ち回りを要求されるチャンピオン。
間合いさえ適切ならば敵に確定ヒットするQや確実に危険な味方を回復するW、チーム全体の機動力を底上げするEなど、サポートとして必要なパーツは一通り揃っている。


また、パワーコードを状況に合わせて使用する事で単体対象ながら強力な効果を得ることができ、局地的な状況対応力もあるまさに万能のサポートとして活躍できる。


一方万能な反面、グラブ、フック持ちといった極端なリターンを狙ってくる相手は苦手としており、自分にとって致命的なスキルを持った敵と接する場面では特に慎重に立ちまわる必要がある。