Two Worlds 2 [PS3]

10時間以上プレイしてしまうゲーム。


詳細なシステム説明は省く。


オープンワールド系RPG。

ダークソウルが待ちきれない、ってヒトは買っていいと思う。


TPS視点のRPG,洋ゲーにはよくある形式だけど、日本だとデモソくらいしか良いものが浮かばない。


戦闘はいかに敵の弱点を突いて攻撃するかが大事で、事前の準備が重要なのはRPGっぽいが、もちろんアクションの要素でなんとかする局面も多い。

近接、遠距離、魔法(火、氷、空気、大地、水、ネクロマンシー)のほか、盗賊的なスキル(鍵開け、暗殺、わな)、パッシブスキルなどの選択で自由なキャラメイクが可能、、、だが、どんなプレイスタイルで自分の身を守るにせよ、鍵開けは必須のような(そうでないと金がたまらない)。あとスタミナ


RPGというみかたをすると、クエストのこなしかたが選べる点がまず良い。


例えば、ある門の先に行かなければならない→門を通るには通行証が必要→強引に押し入ることは可能かどうかわからない。


という状況があったとして、普通は、関連するNPCが1人いて、その人からなんとかかんとか通行証をもらう、っていうのが普通のクエ消化だけど、Two Worlds 2(TW2)におけるこの関連NPCというのが、場合によっては4人くらいいる。


たとえば、通行証を金で売ってくれるNPC,通行証を条件次第で偽造してくれるNPC,秘密の抜け道を教えてくれるNPC、噂レベルで秘密の抜け道を教えてくれるNPC、とこれだけの選択肢がある。


RPGにおいて、退屈なクエ消化をあらわす「おつかい」という言葉がある。これは、説明だけが長ったらしく、退屈な、シナリオを翻訳、制作した人間の悪意であるとしかいいようがないただやらされるだけのゲームプレイのこと。

TW2におけるクエスト消化のさいのこういった自由度、すなわち、「どのNPC接触し、どの選択肢を選び、そして成功させるか」といったことが、全てプレイヤーに委ねられているという点は、おつかいを回避するための着実な方法だと思った。

実際、選択肢によって、善か悪かのロールプレイを迫るRPGは過去にも多々あったけれど、基本的にTW2の主人公はそういった価値観にしばられておらず、ほぼプレイヤーの価値観の多様さを満たす選択肢が用意されている。といってもだいたい2,3くらいだけど。

NPCが2人いて、どっちを信じるか、というケースなどは、プレイヤーの価値観しか頼るところがない(どちらが嘘をついているかなど、わかりようがない)ことがあって、このへんは面白いかな〜と。


ゲームがプレイヤーに提示するのは、プレイヤーの選択(入力)によって導き出された結果だけで十分というか、それこそがゲームなんだなーというか。


大分わき道にそれたようなきはするけど、TW2は最初B級なノリのRPGだなーとおもっていた。実際そこまでキレイかっていうとまぁキレイだし、アサクリやオブリの影響をうけているソフトだといえなくもない。つか建物が似てるし。

けれども、勘違い日本の登場(墓石に意味不明なひらがながほってある街がある)とか、笑える点もおおい。このへんは、お約束なのである。


あと、第一章で主に活動する島から、次の島へ移動するときの交通手段が、船かとおもいきや、どこにも見当たらず、結局水上歩行ポーションをたくさん調合して、次の島までの数キロをそれ飲みながら走る、という前代未聞の方法をとってしまい笑った。

水上歩行ってオブリでも実際有効につかったことはなかったけど、まさかメインシナリオを進めるために使うとはおもってもみなかった。

泳ぐこともできるんだけど、やや遅めなので、多分この方法がベターだったのだろう。

つか、次の島でようやく船を買えたので、これしか方法なかったんや、多分。

しかし水上歩行で次の島へ渡れとか一言も説明がないので、このへんが「制作者自由だなー」とおもうのでした。